SSブログ

谷島賢(やじま まさる)イーグルバス社長の 経歴や プロフィール [テレビ番組]

6月25日(2015年)カンブリア宮殿のゲストは赤字路線バスの再生人
ザ・イノベーター谷島賢(やじま まさる)イーグルバス社長です。

赤字に陥って撤退した大手バス会社の路線を引きつぎ、常識はずれの
改革を断行して、歴史ある街並みと風情を楽しめる小江戸・川越に
年600万人を超える観光客を集めることに成功した人物です。

どんな経歴やプロフィールの人なのか調べてみました。

Sponsored Link







◆谷島賢(やじま まさる)イーグルバス 社長のプロフィール
061.jpg谷島賢.jpg

1954年 埼玉県在日朝鮮人として生まれる。(2015年6月現在 61歳)

1978年 成蹊大学 法学部卒。

1978年 東急観光(現トップツアー)に入社

イーグルトラベル(1950年~)を設立した先代の父から
バス事業(1980年~)をやるから帰ってこいといわれ家業につく

1981年 イーグルバス株式会社・イーグルトラベル株式会社入社。
イーグルバス株式会社は1980年にバス3台で特別支援学級の
スクールバス事業を開始。

1989年に中型観光バスの免許を取得。

1993年 川越市の蔵の街が“シャッター街”化していたので谷島賢が
蔵の街を巡る、団体貸切制の小江戸観光バスツアーを開始して大当たりした。
川越は道路が狭く大型観光バスは入れないため、中型だったことが偶然にも功を奏した。

さらに個人客向けの「小江戸巡回バス」を企画し、昭和的なボンネットバスを導入。
「あのバスに乗りたいとお客が殺到し、
小江戸巡回バスの2013年度の乗車人員は15万8千人を超えた。

1996年 イメディカ株式会社を設立、社長に就任。
イメディカ株式会社は、従業員や幼稚園児の送迎バス運転手の人材派遣業
や介護事業を行うイーグルバスグループの関連会社です。

2000年 イーグルバス株式会社代表取締役社長に就任。

2006年4月1日 地元からの強い要請で、大手バス会社撤退の後を引き継ぎ、
埼玉県日高市を走る生活路線バス事業にはじめて参入。

工学的アプローチで赤字路線バスを再生、顕著な実績を挙げ、
それを地域創生へと結びつけている。

2009年 イーグルトラベル株式会社代表取締役社長就任。

2011年 関東運輸局選定の初代『地域公共交通マイスター』に選出。

2012年 日経BP社が表彰する第11回 「日本イノベーター大賞」優秀賞受賞。

スポンサードリンク







◆「社会的企業」をめざし 赤字バスを再生した方法とは

大手バス会社が赤字に陥り、廃止を決めた路線を引き継いだのは
生活の足に欠かせない路線が廃止されれば、地域の活気が
失われてしまうと考えたからだそうです。

そんな谷島賢社長の胸には常に「会社として地域に貢献しろ」という先代
(父親で創業者)の「遺言」があったのでした。

しかし大手バス会社でさえ赤字に陥った赤字路線をどうやって再生
したのでしょう。


1.運行状況の「見える化」

見える化する対象は「運行」「顧客ニーズ」「コスト」そして「改善過程」の四つ。

埼玉大学と協力してバスの乗降口に赤外線センサーをつけ、乗客数を把握、さらに
GPSを利用してバスや停留所の位置情報、時間情報をサーバーに蓄積。

そして、これらデータをグラフ化し、バスの慢性的遅延時間、乗降客のいないバス停
や路線などがひと目で分かるようにしました。


2.乗客へのアンケートでニーズを探る。
車内アンケートやダイヤ改定評価アンケート、地域住民アンケートなどを精力的に実施。

この2つの方法により、乗降客数を細かく分析するシステムを開発し、運行を効率化する
と同時に、わずかなニーズの変化をもくみ取り、運行システムを最適化していきました。

◆改革された点は

1.長年固定されていた停留所の場所を変えて、乗降客がいない停留所は廃止。
希望者が多い場所には新たに停留所を設置した。

2.バスの運行時間を正確にして、電車との乗り継ぎもよくなるような
乗客を待たせない最適なダイヤを作り上げた。

3.路線バスだけれど、観光客も対応できるように、運転手自らガイドをして、
歌も歌う。これは旅行会社だからこそできたサービスとのこと。

4.終点の停留所は坂の上の団地ずまいの高齢者が多いので、希望者には坂の上まで
送ってあげる。
高齢者が重い荷物を持って坂の上まで行くのは大変ですからとても感謝されますね。

終点なので、あとのダイヤにも影響せず、 運賃もそのまま。コストをかけず
サービスを増やすことで、お客が増えるのは当然と言えば当然です。


これらの改革により、通勤や通学、病院に通う人、そして観光客も加わり、
5年間で、お客が10万人も増え、今では 年間75万人が利用するようになった
そうです。

利用客も「観光バスに乗ったみたい。」
「運転手さんのアナウンスが、わかりやすい。」と好評です。


◆谷島賢(やじま まさる)社長の考え

高齢化社会、過疎化の問題から、路線バスの必要性はますます高まっている。

路線バスは、国内も、国外もまだまだ伸びる可能性がある。

社会の問題を解決しながら、なおかつ利益を出せる「社会的企業」を
われわれは目指している。

ある意味、社会的企業を目指すことは、“究極の戦略”ではないかと思う。

『社会の課題にこそビジネスの 芽がある』と考える谷島賢社長に感服です。

こういう社長さんが増えたら、日本も世界も良い社会になって行くのでは
ないかと思われます。

今や日本だけでなく、世界からもイーグルバスの取組みを学びにやって来る
そうです。イーグルバスの益々の発展見逃せないですね。

スポンサードリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。