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龍角散の歴史と新たに再生した8代目社長藤井隆太のプロフィール [テレビ番組]

2015年7月23日(木)のカンブリア宮殿は、倒産寸前だった会社・龍角散
を再生した8代目社長藤井隆太の軌跡の物語です。
藤井隆太20150723.jpg龍角散.jpg

「ゴホン」と言えば龍角散というコマーシャルで有名な龍角散は私の
ような高齢者にはおなじみの薬でした。

実は私は20歳代の頃龍角散に救われたのです。
病院に行ってもなおらない咳が龍角散で治まったのです。

それ以来ずっと咳が出ると龍角散を飲み、常備薬になっていました。


最近は咳が出ることもめったになく、何年も前の龍角散が残っていますが
その大好きな龍角散が倒産寸前だったなんて知りませんでした。

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◆龍角散の歴史

龍角散の元は、佐竹藩(現在の秋田県)を治めた大名・佐竹家の御典医であった
藤井玄淵が処方した漢方薬です。

2代目藤井玄信は蘭学を学び、漢方薬のベースに西洋生薬を取り入れて改良しました。

さらに3代目・藤井正亭治が、藩主佐竹義堯侯の喘息を治すために長崎で蘭学を修めて帰藩。
藩薬の龍角散をぜん息の処方に改良し、龍角散処方の基礎が確立したそうです。

徳川支配が終わると藤井正亭治は江戸に進出し、明治4年に薬種御用商となり、下賜された
龍角散を一般薬として販売しました。

桐箱に収められた龍角散はたちまち大ヒット商品になったとのことです。
(ソース:日本家庭薬教会ホームページ)http://www.hmaj.com/kateiyaku/ryukakusan/

※桐箱に入っている龍角散の缶が、私が持っている龍角散の缶と同じなことに驚きました。
明治時代から変わっていないのです。

龍角散が倒産寸前になったのは、おそらく歴史の伝統にあぐらをかいて、新しいことを
やろうとしなくなっていたからなのでしょう。

その龍角散を倒産寸前から奇跡的に再生させた8代目社長・藤井 隆太
(ふじい りゅうた) 氏のプロフィールと奇跡の軌跡を調べてみました。

◆藤井隆太(ふじい りゅうた)のプロフィール
・1959年 東京生まれ

・1984年桐朋学園大学音楽学部研究科修了後、1年間、フランスへ音楽留学。
 最初は自分の好きなことをしようと思ったのでしょうね。音楽大在学中からオーケストラの
 フルーツ奏者として活躍していました。

・その後父親の会社でお客様扱いされたのでは勉強にならないと遠い親戚である大手製薬会社
 小林製薬に入社。
 もともとビジネスには興味があったのだそうですが、会社を継ぐ気もあったのでしょうね。
 製薬会社に入社して勉強したのですから。その辺はよくわかりません。

 小林製薬は、薬の名前が面白くて私も色々な薬を購入している会社です。
 藤井隆太氏は、新入社員研修も受け、1年間薬局周りの営業も経験したそうです。
 その後、マーケティングの担当になり、各種製品の開発にも加わったとのこと。
 ずいぶん勉強になったようです。

・小林製薬で2年間修業をして、次には三菱化成工業(現・三菱化学)で勤務。

・1994年に龍角散に入社。翌年には代表取締役社長に就任。

三菱化成工業でもう少し経験を積むつもりだったのですが、突然父親から「会社に戻ってきてくれ」
との申し出があったのだそうです。龍角散が40億円の負債をかかえてどうにもならなくなっていたから
でした。

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◆藤井隆太がやったこと
社長になる1カ月前の経営幹部会議で、大規模なリストラ計画に待ったをかけ、やめさせようとした
会社の中核メンバーを有効に働かせることに成功した。

のどの専門メーカーとして何ができるかと、市場調査を重ねるうちに嚥下(えんげ)補助ゼリーに辿り
着き、開発会議で却下されても試作品を作り介護施設を訪ね必要性を確認した。

年寄り用に開発したゼリーが小児科医からも要望され、2001年に「おくすり飲めたね」で大ヒット。

龍角散のスティックタイプや、のど飴を開発して海外にも進出。

累積赤字を一掃し、薬事功労者都知事表彰ほか表彰も多数授与された。

今では日本に来る中国人が龍角散やのど飴を爆買いしていくほどの人気商品になっているそうです。
中国の大気汚染の影響もあるのでしょうね。

◆藤井隆太の成功の秘密
藤井隆太氏が成功した理由と思われる言葉があります。

・「誰でもできることはしません。時間もお金もかかって人が嫌がる分野でも、当社の専門性に合致するなら
 簡単に真似されないレベルで本腰を入れてやりますよ。まさに、真似せず、真似されずです」

・「これでは儲からないとよく言われますがそれでいいんです。健康産業は社会貢献の精神がなければやるべきではない」

 
・「自分の健康は自分で責任を持つ」というセルフメディケーション(自己治療)の啓発を強化したい」

・ 自分の努力を過信しないこと

(ソース:Bizコンパス 2013.02.13Webユーザー目線でニーズを捉えた医薬品メーカーの軌跡)

すべて名言ですが、「健康産業は社会貢献の精神がなければやるべきではない」という言葉が一番響きました。
昨今は、製薬会社が金儲けのためにデータを改ざんするなど信じられない事件が勃発しています。
藤井隆太社長の爪のあかを煎じて飲んで欲しいものです。

龍角散を飲んだ方がいいかもしれませんね。龍角散は水なしで、直接のどにくっつくように飲むのですよ。
私には本当に良く効きます。咳がなかなか収まらない人は飲んでみて下さい。

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